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Beyond the Silence

Sound of Science

北米から日本に帰国して驚いたこと

日々 研究 留学

帰国して3週間が経った。打線を組もうかと思ったが、野球詳しくないので普通に書くことにする。

 

日本語が通じる

いつでもどこでも母国語で意思疎通ができるのがこんなに楽だとは思わなかった。ちょっと聞きたい事、詳しく知りたい事など何でも聞いてしまう。転入の手続き中に、2年前あちらに引っ越したときのことを思い出すと、勝手知った場所で母国語でできるというのは本当にありがたく感じた。

ただ、まわりが自分たちの言葉を理解できることにはデメリットもあり、子供が素朴な疑問やコメントを大きな声で述べる点など注意が必要だ。大人もつい大きな声で話してしまう。

 

食べ物が美味しい

日本何でも食べ物ウマい。帰ってきた日は台風でそれどころではなかったけど、翌日成田から羽田を経由して地元に帰ったときは、道程でざるそば+海鮮丼、寿司、トンカツ、焼肉弁当と1日4食してしまった。3週間経った今もその感動は薄れていない。職場の歓送迎会で行った居酒屋の焼き鳥も最高に美味しかった。

 

受付やレジの人が優しい

自分がいた街は他民族都市であったために、意外と西洋のよくある無愛想な店員は少なかったのだが、役所などではかなり適当に扱われたこともある。帰ってきて、扱いの丁寧さに驚いた。スーパーでものを探すときも、あれどこにありますか、と聞くだけで商品の前まで案内してくれる。

 

交通機関が時間通りに来る

数分の遅れは当たり前だったあちらの電車バスはもう遠い過去のものになってしまった。時刻表の時間に遅れたら乗り遅れるという当たり前の事実に改めて気づくことになった。

子供の幼稚園のバスもキッチリ時間通りに来るらしい。ラッシュの時間帯のはずだがどうやっているのだろうか。 

 

子連れには優しくない

ここからはややネガティブな感想。ベビーカーを電車に持ち込むことが普通とされていたあちらと違い、日本は子連れにある意味冷淡である。地方都市で子育てをするには車が必須だ。レストランなども子連れでは入りづらいところが多く、必然的にファミレスにしか行かなくなる。育児中でもフレンチやイタリアン、和食を食べに行きたい。時間帯とかで分ければいいのだろうが・・・。

 

ちょっとした親切心がもう少しあったらいいのに

ノブレス・オブリージュというか、他者に (少なくとも見かけ上は)親切にするというあちらの文化は、実際どう思われているかを抜きにすれば好ましかった。次の人のためにドアを押さえるといった、ちょっとした親切が自然にできる社会。モラルや良心を皆が独立して持っているのが先進国だとすれば、日本はどうだろうか。2年前までの自分に対する自戒も込めて問うてみたい。

 

暑い

最近はずいぶん涼しくなった (と感じる程度にはこっちの気候にfitしてきた気がする)が、帰国直後の連日35℃超えはさすがにしんどかった。むこうで生まれた下の子にとっては初めての気温と湿度で、しばらく脱水気味の日々が続いた。職場の冷房は、病院ということもあってマイルド。あちらのラボがキンキンに冷房効いていたので、病院の中は暑く感じる。

 

狭い

道が、建物が、あらゆるものが狭い。国土の大きさと人口密度を考えれば仕方ない問題ではあるのだが、車社会に最適化された都市計画がなされていないために、今のところ移動がストレスに感じる。すぐに慣れていくのだろうが。。あのどこまでも地平線が続く感じが既に懐かしい。

 

印鑑という謎の儀礼

かなり無意味な日本の慣習として、印鑑の存在がある。登録制の実印はそれなりに意味があると思うが、筆跡という属人性の高いものを差し置いて、誰でも入手可能なものを個人の意思決定に使ってしまえるのは煩雑かつリスキーだと思う。サインで口座開設可能な銀行も現れてきたようであるし、サインの文化が日本でも広まってほしい。

 

 

以上、駆け足で9点ほど、感じたことを書いてみた。後半はグダグダ書いたけど、やっぱり日本は良い国です。

 

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港町の夕景。iPhone SEのカメラで撮影