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Beyond the Silence

Sound of Science

立ち位置とキャラと人望についてのとりとめない考察

年末の忘年会シリーズで、久しぶりに職場関係の人たちに多く会って、表題のようなことを考えた。

 

留学中は職場 (またの名を医局ともいう*1 )の人と接する機会も少なく、いろんなしがらみを綺麗サッパリ忘れて過ごしたのだが、やはり帰ってきて今後の自分たちの将来を考えると色々思うところがあるものだ。

 

 

市内某所のとある会員制のお店で、大先輩にご馳走になった。

集まったメンバーは、60歳くらいの大先輩と、自分含む同期5人。この同期は5人中3人が海外研究留学、2人が国内臨床留学をしていて、今では自分以外は中間管理職兼実働部隊として重要な仕事をしている*2。その優秀な同期達を見て、また職場の先輩や後輩など数十人の、立ち位置とキャラと人望を観て、人生の曲がり角において考えることがあった。

大先輩は、月並みな表現になってしまうが多様な角度から物事をみることの大切さを再認識させて下さった。今の立ち位置からでは決して見えないものがあることも知った。そういうことを一度知っておくと、今後の対応に幅を持たせることができる。

これからどうしていきたいか、という話になった。どうしていくのだろうか。自分の中では思い描いている未来があるが、それを実現できる環境をつくれるかどうか、その幸運を得られるかどうかはわからない。誰もがそれぞれの思惑で行動するので、全体の最適解の中に自分の野望を投影していかなければならない。

ここですらもまだ書けないが、それと別の視点でも準備を始めなければならない。正確にいえば、そうせざるを得なくなったときに動けるようにしておくだけでいい。

 

 

いろいろと考えたことを嫁さんと話していて、自分や共通の知人達の立ち位置、キャラ作り、能力と人望の関係などの話になった。ほんとうの意味で人望のある人は少ない。誰もが心のどこかでは得たいと思い、なかなか手に入らないもの。トップに立とうと思ったときに必要なもの。余談だが、自分を含め最近は昔ほど教授になりたがる人がいない*3

決断力とかリーダーシップとか包容力とか、ことばで表すと単純にみえるが、錯綜した人間社会での振る舞いでそれを発揮することは難しく、他人の評価は減点法なので常時気が抜けない。元々そういうものに縁が無い自分としては、発揮する以前にどうやって獲得したらいいかすらわからない。でも我々の職場はいつか誰もが各部署で上に立たなければならない構造になっている。

 

 

立場が人をつくる、というのは最近思っていること。今の勤務先では下に2〜3人いて、これまで (留学前まで?)一番下キャラでずっとやってきたのを変える必要性に迫られた。上司や部下に恵まれたこともあって案外順応しつつある今、もともと持っていなくても、必要最小限くらいは立場が補充してくれるのかなと思ったりしている。能力を生まれもった人にはどうしても及ばないかもしれないが、それもまた長所になりうるのではないだろうか。

 

 

優秀であることは人望があることと必ずしも一致しない。仕事の能力はある程度必要だが、十分条件ではない*4。実務能力、人に好かれるキャラ、ある程度の威厳、などが必要な要素だろうか。

人に好かれるキャラは、それが仮につくりものだったとしても嫌われるよりは良い。作り物でなければさらに良いが、我々の世界で善人を探すとなるとかなりのレアキャラだ。そして多くの賢い人は作り物であることを他者に見抜かれないようにする術を心得ている。威厳・・・自分にはこれまた全く無いので、息をするようにそれを纏える人が羨ましい。これもまた、立場によってつくられるのか?

 

良いロールモデル (=自分と似たようなところから出発して高みにたどりついたお手本)がいないので、しばらく職場内外で人間観察してみようと思う。優秀な同期や後輩達の成長を見るのも良いだろう。本当はもっと本を読めるといいのだろうが、論文につぐ論文で手が一杯。来年夏くらいには時間が少し取れるだろうか?なにかオススメの本があったら紹介してください。

 

 

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iPhoneSEで撮影した夏のボウ川。心に捺された原風景のひとつだ。

*1:勤務先=職場ではなく、医局=職場という認識。自分らは医局人事で動く派遣みたいなもん

*2:自分は皆より2年遅く留学したので現時点では別コースを歩んでいるが、本来の立ち位置的には同じである

*3:薄給のわりに激務。昔ほどの名誉もうまみもなく責任は問われる厳しい立場である

*4:能力があるのに人望がない人が山ほどいる一方で、人望があるのに能力が無い人を見かけないことからすると必要条件ではあるのだろう