読んだ。
Aさん「チューさんね、ディス、サンプルね、モア イエローカラーね。モア、イエローカラー」
ダイヤモンドオンラインから引用。 恥ずかしながら、渡航後1年半近く経っても自分の英語力はこのAさんと同程度だ。たぶんリスニングに至っては負けている笑
留学前に使っていたリスニング用の教材や、Steve Jobsのスピーチ
Steve Jobs' 2005 Stanford Commencement Address
なんかは、今聞いてみるとずいぶん耳が英語に慣れたことを実感するのだが、誰もがこんなキレイな発音で喋ってくれるわけでもなく、同僚のBritish EnglishやChinese Englishは相当に聴き取りづらい。実験の相談や技術の伝達以外で同僚と話すことはパーティの時くらいしかなかったが、学生と一緒に仕事をするようになってようやくラボの中で普通に会話する機会が増えた。その学生とは今度Izakayaに行く予定だ。現地の英語も自分にとっては聴き取りづらいが、好意はたぶん言葉の壁を越えることができる。
自分のように、「英語圏への永住」を「目的」としない者にとっては、英語は手段でしかないのだから、要は伝わればよいのだ。と言って全然英語が上達しない自分を納得させる日々。未だにネイティブ同士の会話は全く聞き取れないし、電話も苦手。今の職場でやれているのは、ボスが、1) ネイティブではなく、2) 以前に日本人と接したことがあり、3) 難聴者に多少なりとも理解がある、という3つの条件を兼備しているからだろうと推察する。ポスドク (=ボスの駒)としてやっていくには、ボスとコミュニケーションが取れれば必要十分だが、自分が仮に野望に燃えた男で、こちらでPIとして一旗揚げてやる!となった場合はその限りではないので、今とは比べものにならない苦しみがあるだろうことが想像できる。
自分の場合は特殊で、日本語ですら聴き取りにくいことが多いので、英語のリスニングはハナから諦めていた期間が非常に長かった。そのことも含めて様々な事情があり、外科医として臨床の第一線に戻りたい気持ちと*1、研究を続けたい気持ちが半々ではあるが、日本に帰って医師として働く未来を選ぼうと思う*2。
とは言っても、1年以上海外にいて生活の半分は英語、という状況におかれてみると、亀ほどの歩みではあるがマシになるものだ。公私ともに多忙な生活のなかで勉強時間を捻出するのは大変だが、毎日少しずつでも英語と向き合う時間を持つようにしたい (今更かよ)。諦めずに歩み続けようと思う。
ポジティブだかネガティブだかわからない日記になってしまった。論文書きに戻ろう。