Beyond the Silence

Sound of Science

一区切り

1年と少し、地域の日本人研究者会の代表をやっていたのだが、昨日幹部交代式があり、ようやく肩の荷が下りた。

 
純粋に研究だけをやるのであれば、こういった仕事は雑用でしかないのだが、元々人付き合いのあまり得意でない自分*1にとっては多様な出逢いの場でもあった。
この仕事をしていなければ知り合うことのなかった人々、研究者界隈だと昔からチャレンジを続けている古株の人々、それ以外では大使館・外務省関係の人々など。
 
この研究者会自体が、日本にいたら得られない多くのものをもたらしてくれたが、その果実は幹部をやることでさらに実りあるものになったと思う。
どんなに小さく緩い繋がりでも人が集まればそれは組織で、それを運営していくことの難しさをあらためて感じたりもした。
 
日本に帰れば最初は一兵卒からのスタートだが、留学前と違って立場も上になるし*2、教授交代に伴って若返りつつある医局でも色々と仕事がありそうなので、今回の経験は必ずプラスになるだろう。プラスにしないと、実験や家族との時間を削ってまでやり遂げた甲斐がない。
 
飛ぶように時間は過ぎる。ますます少なくなっていく残り時間を満喫したい。
 
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気温は26〜28℃だが湿度が低く蚊がいないので快適。日本に帰りたくない。
 
 

*1:自分からみた親父の最大の長所は人付き合いの上手さだが全く遺伝しなかった。もしかしたら親父も色々組織の長をやったりして上手になっていったのかもしれない

*2:臨床力が最初は大幅に落ちているので後輩から教わることも多いだろうが