Beyond the Silence

Sound of Science

2種類の研究者像: 天才と努力

Twitterで某大学医学部准教授の先生 (医師ではない"純粋な"研究者)*1が、id:tsunaponさんとのやりとりの中で極めて重要なことを指摘されていた。
この話は0を1にするタイプの天才とそれ以外についての話。
ブックマークしておきたいので、とりあえず貼る。



それに対して自分は宇宙空間に向かってこう呟いた。

医学博士の学位を取って留学までしたが、自分は0を1にする能力には正直不足を覚える。今のラボなどは、その役割を99%ボスに丸投げしているし、ボスも多分ボスの考えていること以外の実験をあまりして欲しくなさそうなのでバランスが取れていると言えなくもない。

しかしそれでは、帰国してから医局内での研究をドライブしていく立場としては若干 (かなり)力不足なので、どこかで殻を破らないと。留学前は、留学したら自動的にパリンっと行く気がしていたけど100%幻想だった。

こちらに来て出会った多くの研究者、同僚、ボス、その他周りにも、努力型の人と、それに天分が加わった人がいて、つまり努力というのは最低限必要なことで、抜きん出るには人並み外れた努力もしくは才能というエッセンス、そして幸運がないと無理なのだと実感する。

自分という殻の中に研究者の才能がさらに眠っているようには見えないが、もしかしたら隠れているのかもしれないので、そいつにお出ましいただく為のトライは続けたいと思う。

*1:大学の常勤ポストを取るのは非医師のほうが難しいと思われるので敢えてこう分類した