@tsunapon_ ただ、世の中には天才(?)というのもいて、最初から知ってるというか、なんというか・・・努力じゃないだろ、天分だろという感覚でものを考える人もいます。教授も誰も気が付かないことをすぐ指摘するんです。で、そういう人もほどほどに勉強している。・・勝てないですねえ。
— pkm (@tkmpkm1) 2016年6月12日
@akihiro_hino @tsunapon_ たまたまだと思っていた人が、何度も発見したり成果を出していくのを見て、震えが来るんです。そして、本当にやばい人とは何かを少し知ることができたりしましたね。そもそも劣っている方が優れた人のやり方を察することは難しいのです。
— pkm (@tkmpkm1) 2016年6月12日
若手の中には時に分かりにくい秀才というか天才がいて、彼の言動は風変わりで、時々ラボにいなかったりして努力不足にも見えて、まったく先輩など周囲は評価しない。
— pkm (@tkmpkm1) 2016年6月12日
ところが、教授などかなり高位の人たちはその学生を評価していて、周りにはただの贔屓に見えたりする(続く)。
ところがその学生がある日、トップジャーナルに論文を出したりするんだよ。
— pkm (@tkmpkm1) 2016年6月12日
まわりの先輩たちは「はあ?」って感じで、どんだけ運が良い奴なんだと、認めたくはない。やはり言動からそんな卓越した人に見えないから。
でも、数年後にまた別の大発見をするんだよ。
彼は「何もないところから新しいことを発見する」才能を天からもらった理不尽な特殊能力をもった奴だった。周りの先輩なり普通の優秀な奴らは、もちろん「ゼロから1」をやるための資質や取り組み方など知るわけもないので、彼の言動は・・・まあ理解できなかったというわけさ。
— pkm (@tkmpkm1) 2016年6月12日
先輩や周りの人は見抜けなかったが、留学などしていて天才の実物をそれなりに見てきたことがあったのだろう教授は、彼を大事にしていた。彼が「金の卵を産む鶏(男だけどw)」であることを知っていたんだなぁ。まあ、教授も大したものである。
— pkm (@tkmpkm1) 2016年6月12日
さて、「努力」という言葉を大勢の学生なりスタッフが口にするが、その多くがここで述べたような「まったく新しいものを見つけ出す」ための努力はどれほどしているのかな?
— pkm (@tkmpkm1) 2016年6月12日
いや、やり方がわからないから、多分してないと思うよ。
おしまい。
ゼロから1を生み出す研究者としての能力に、自分は欠けているなと感じる。カイゼンは大の得意、技術を突き詰めてきれいなデータを出すのに喜びを感じるタイプ。どうやったら前者の能力を伸ばせるのだろう。
— Divin Codino (@tkkm8823) 2016年6月12日
医学博士の学位を取って留学までしたが、自分は0を1にする能力には正直不足を覚える。今のラボなどは、その役割を99%ボスに丸投げしているし、ボスも多分ボスの考えていること以外の実験をあまりして欲しくなさそうなのでバランスが取れていると言えなくもない。
しかしそれでは、帰国してから医局内での研究をドライブしていく立場としては若干 (かなり)力不足なので、どこかで殻を破らないと。留学前は、留学したら自動的にパリンっと行く気がしていたけど100%幻想だった。
こちらに来て出会った多くの研究者、同僚、ボス、その他周りにも、努力型の人と、それに天分が加わった人がいて、つまり努力というのは最低限必要なことで、抜きん出るには人並み外れた努力もしくは才能というエッセンス、そして幸運がないと無理なのだと実感する。*1:大学の常勤ポストを取るのは非医師のほうが難しいと思われるので敢えてこう分類した