今週のお題「ゴールデンウィーク2018」に乗っかって。
子供が学校に行き、暦通りの仕事をしていると、世間一般が休みのときにしか家族でのお出かけはできない。例に漏れず我が家もこのGWで家族旅行に出かけた。
2つに分かれた連休の前後半で1回ずつ遠出の機会があり、前半は法事で地元へ。後半は家族旅行で阿蘇へ。どちらも激しい渋滞にひっかかり、車を運転する時間が内訳にすると最も長かったかもしれない。特に、片道1時間45分のはずの阿蘇行きが6時間かかり、車の故障の一因となってしまった。2016年4月に熊本で起きた大地震で橋が崩落し、孤立した場所とは思えないほど復興が進んでおり、道も少しずつ復旧されているが、Googleマップの通りに進むと通行止めだったりして、道路の表示がもう少し親切だったら観光客にも優しいのではないかと思った次第。
渋滞大嫌いの自分にとって移動は苦痛でしかなかった訳だが、今年の旅館は当たりであった。宿泊したのは南阿蘇の温泉旅館「夢しずく」。
ホテル夢しずく【 2018年最新の料金比較・口コミ・宿泊予約 】- トリップアドバイザー
部屋から眺める薄暮の阿蘇五岳。NikonD5500 + NIKKOR DX 16-85mm
自分が旅館に求めるものは、
- いわゆるユニットバスでないこと (トイレと洗面所・風呂が別であること)
- 食事の量が丁度良いこと
- 寝具が気持ちいいこと
- 温泉旅館であれば、お湯が適温であること、規模が大きすぎず、温泉が混まずゆったりできること
などなど。
今年の旅館、喫煙所が宿のど真ん中にあること以外は非常に快適に過ごすことができた。食事も美味しく適量で、子連れでもゆっくり楽しめた。1年前の旅行とはえらい違いだった*1。
いつもならここで写真を載せて*2締めるブログだが、今回はちょっとした提言を。
2020年に東京五輪が開催され、多くの外国人観光客が日本を訪れる。海外はトイレがシャワールームと併設のところも多く、湯船につかる習慣がない国も多い。ぜひ海外からの旅人たちには、ウォシュレットの快適さを知って欲しいし、トイレと独立したお風呂の良さを味わってほしいし、できることなら田舎の温泉旅館まで足を伸ばし、温泉にのんびりと浸かり、風景を眺めてほしい。
局所的な視点では、温泉に入る手順 (先に身体を洗うことなど)の多言語化や、従業員の英語対応など。一般論として、ネットだけで完結できない複雑で煩雑な交通網や、田舎へのアクセスのしづらさ、交通機関や各地のショップでのクレジットカード対応などを、2020年までに改善できないだろうか?東京五輪は、今後の観光立国のためのラストチャンスだと思う。
朝焼け。NikonD5500 + NIKKOR 16-85mm