Beyond the Silence

Sound of Science

2015年総括

日本はもう新年になったようだが、こちらはまだ大晦日。新年に向けて一年間の総括をしてみたい。

 
1年前のいまは、ようやく海外生活にも慣れ、ストレスをあまり感じずに日々を暮らすことができるようになった頃で、研究もようやくスタートアップが終わり、データが普通に出るようになった。
あまりに忙しかった日本の生活と全然違うリズムで、こういう生活も悪くないと思い始めたのもこの頃。
言葉の問題、文化の違いなどから受けるストレスよりも、自分と家族のために時間を十分にかけられることのメリットを享受でき、やっと留学生活の楽しさがわかってきた頃だったなと、1年経った今振り返ると思える。
 
いくつかのプロジェクトを並列で進めるなかでのエフォートの配分のしかた、同僚との関係性、論理的思考など、おそらく他人より遅いスピードではあるが多くのことを学んだ一年間だったように思う。
私生活では忘れられないイベントもあり、これまでの人生で最も充実した期間のひとつになった。
 
 
新年は、いま進めているプロジェクトを論文という形で完成させること、指導している学生にもいい結果を残してもらうこと、そしてラボの中で自分が去った後も持続可能なテーマを残すことの3つにコミットしていきたい。
一兵卒の研究者としてバリバリ (死語)やることに加えて家庭内での責任というかやることの多い年齢であり、そのどちらも極限まで突き詰めることは難しくどこかに妥協点を探らねばならないのがもどかしい。1日が36時間だったらとよく思うが、自分なりのバランスをもっと高次元でみつけていきたい。
 
新年もよろしくお願いいたします。
 
f:id:aurora3373:20160101034227j:image