スピッツベルゲン島、というのが北極海ノルウェー領にある縁で、スピッツのファンクラブはSPITZBERGENであり、ファンクラブ限定ライブはGoGo! スカンジナビア (略称ゴースカ)、という。
余談だがスピッツベルゲン島は先日世界ふしぎ発見!であってたので録画した。いつか行ってみたい。
その第7回目となるゴースカに、去る2018/07/12に参戦してきた。全日程が終了したのでネタバレOKということで、興奮冷めやらぬうちに記しておいた文章を公開する。
スピッツといえば「ロビンソン」「涙がキラリ☆」「チェリー」、っていうのが世間一般の認識なのではないだろうか。どれも1990年代を彩るヒットソングであり、ファンクラブ限定ではないライブではそのどれかが必ず披露される。
逆にそのどれでもない、知る人ぞ知るマニアックな曲を中心に構成されるのがファンクラブ限定ライブ。今回初参戦でありました。
通常のライブと違って会員1人が取れるチケットは1枚。なので多くの人はぼっち参戦になります。それでもこのSNS時代、集団で参加している人が多くいました。コピーバンドの宣伝している人もいたり。
会場は福岡のDRUM LOGOSという決して大きくない箱で、オールスタンディング。2000人以上入るZEPPと違ってかなり距離も近く、50代になったメンバーの肌の調子がわかるくらいの距離感。かなり前のほうのチケットだったので、メンバーとの距離は5mくらいでした。
その距離感で眺めると、Vo草野正宗の舌骨上筋群、下筋群がかなり発達しているのに気付く。耳鼻咽喉科は音声嚥下も専門のひとつなので、自然とそういうところに目がいってしまった。
耳鼻科医としてみると、マサムネの頸の筋肉凄いな。あれは楽器だ。声帯をいちどみてみたい。#ゴースカ
— 漣@ゴースカ最高でした (@tkkmt8823) July 12, 2018
喉だけではなく、満腔から声が出ているような、楽器としか言いようのない歌。安定のドラム。踊りまくるベース。見た目*1と違って堅実なギター。今年51歳のスピッツが奏でる音楽に酔いしれ、周囲のオバちゃん達女性陣の縦揺れに飲み込まれた夜でした (体感では、参加者の7割は女性で、その半数以上は年上)。
以下セットリスト。ファンクラブ限定ライブでは、全曲 (250超!)の中から人気が高かった曲を会場毎に演ってくれるのも嬉しい。
1.船乗り まさかの船乗りでスタート。『大事な日 忘れないで』
2.不死身のビーナス 「空も飛べるはず」収録のアルバムの隠れた名曲
3.魚 (会場3位) 1999年1月1日発売のメロウな名曲
4.えにし これライブで聴きたかったので嬉しかった
5.あかさたな 実はこの曲だけ一度も聴いたことがなく初耳だった
6.ハチの針 最新アルバム「醒めない」から。良い
7.インディゴ地平線 (全会場51位) メンバー51歳に因んで
8.ヒビスクス 好きな曲Top10に入るので、これもライブで聴けて嬉しかった
9.ババロア ライブの定番曲のような気もする
10.Automatic (宇多田ヒカル) (全会場カバーベスト3より1曲) 笑
11.歌ウサギ (会場2位) ベスト盤収録の超名曲。アリーナツアーに続いて2回目
12.サンシャイン 5thアルバム収録の古い曲
13.魔法のコトバ これも定番曲
14.三日月ロックその3 (会場7位) これ驚き。まさかライブで聴けるとは
15.ハチミツ 「ロビンソン」「涙がキラリ☆」収録アルバム1曲目
16.運命の人 キーの低いアルバムバージョンだったと思われる
17.野生のポルカ 初めてライブで聴いたけど盛り上がる。CDより良かった
18.1987→ 『それは今も続いてる 泥にまみれても』
19.桃 (会場1位) これが1位なのか〜。猫になりたいじゃないのか〜
<アンコール>
20.やまぶき(仮)<新曲> 良かった。早く音源出ないかな
21.スピカ 『幸せは途切れながらも 続くのです』
終演後は非常に狭い出口に人が殺到するものだが、押し合うことも全くなく、譲り合いの精神でスムーズに流れていた。思い出に残る一日になった。
*1:スピッツに一人だけサングラスかけた悪そうな人がいるでしょう。実は声が超高いし真面目キャラ