Beyond the Silence

Sound of Science

手が止まった

研究者も人間。

誰もがさまざまな事情を抱えて生きているので、時には手が止まる日だってある。むしろ、自分の裁量で時間の使い方を決められる分、そういう負のエネルギーの影響を受けやすい職業かもしれない。

 

将来への不安、職場の人間関係、子供が次々に起こす問題、各人色々な問題を抱えている。発見の喜びがスパイスとして研究者人生の中に効いている間は、錆びつきかけた歯車も何とか回ることができる。イケイケで結果が出続けているときは問題も小さく見えたりする。だが研究はうまくいかないことのほうが多いといっても過言ではなく、時に、歯車を回す力よりもブレーキのほうが大きくなったりするものだ。ささいなことをきっかけにして。そして異国の地で生きるということが、そのどちらにも大きくレバレッジをかけることがある。

 

 

メンタルガーとかいう記事を書いた数日後にこの体たらくなのが恥ずかしいが、そんなとき自分にできる対処法は、家族とゆっくり話をすることだったり、音楽を聴くことだったりする。今日はこの2曲に救われた。

 

シュラフ

シュラフ

のっけから”疲れ果てた 何もかも滅びて”と歌うこの曲を好きだと思ったことは今まで一度もなかったのだが、なぜか今日はすんなり入ってきた。

群青

群青

 ダークブルーつながりでこの曲も。ランダム再生のプレイリストで偶然シュラフの次にこの曲がきたときはゾワッとした。ちなみにこの曲のPVに出てる背の高い2匹のウサギはアンガールズ。そしてずっとハモっているボーカルはトイレの神様植村花菜スキマスイッチ大橋卓弥。何気に豪華だ。


スピッツ / 群青

 

 難聴持ちなので通常のイヤフォンは辛い。ここ数年使っているのはこちら。

これだと高いS/N比のおかげで小さい音でもよく聞こえる。 

 ケーブルが断線しかかっているので、これ注文した。ただし現地Amazonで10ドル。いちいちiPhone取り出さなくても音量変えられるしマイク付き。余談だけどこっちは受話器 (死語)を耳に当てて電話している人よりも、こういったマイクや電話のハンズフリーで会話している人が多い。最初こっちに来たとき、皆独り言を言っているように感じたけど今はすっかり違和感なくなった。

 

書いているうちに少し元気になってきたので、午後の実験頑張ります。